日本と台湾には、かつてともに同じ激動の歴史を歩んだと言う否定できない事実があり、そのような歴史の共有があったからこそ、戦後も両国民の交流関係は比較的良好に推移して来たと言えるでしょう。しかしそれぞれの社会で世代交替が進むなか、これまであった関係が後退するのは必至であり、新たな交流の形を作ることが急務となっています。
また現在台湾が国際社会で置かれている不当な地位を考える時、これらが台湾人の心を深く傷つけるばかりでなく、日本の国益はもとより世界の平和と安定をも損なうものとして甚だ憂慮に堪えません。
このように、日本と台湾がお互い尊重し合い、強い絆を築かなければならない今日、心から日台を愛し、またかつて台湾人として苦難の歴史の一部を背負って来た我々台湾系日本人が立ち上がることは、まさに時代が与えてくれた使命であり、日本国民となり、または日本に永住する者としての責務であると信じております。
そのような志と使命感の下、2002年3月21日に台湾系日本人医師と日本永住台湾人医師によって結成されたのが日本台湾医師連合です。
当面の活動
1 連合と同じ志を持つ日本の諸団体および議員との活動面における提携と交流をはかる。
2 世界各国の医師団体および医療従事者団体と連携して、WHOに対し、台湾の加盟を働きかける。