台湾のWHO年次総会参加支持を
世界保健機関憲章の原則では、全ての人々の幸福と平和な関係が安全保障の基礎であることを宣言しています。人種、宗教、政治信条や経済的、社会的条件によって差別されることなく、最高水準の健康に恵まれることは、あらゆる人々にとっての基本的人権のひとつです。しかし、健康増進や感染症対策の進み具合が国によって異なると、予防対策などの観点でもすべての国に共通して危険が及ぶことになります。日本との人的交流が年間600万人に上る台湾がこれまでWHOに参加できず、感染症対策を進める上で地理的空白が生じていたことになります。
オブザーバー参加という形で10年前WHOに参加することができましたが、現在中国の参加反対の主張から再び台湾のWHO総会へのオブザーバー参加さえも出来なくなれば、地域の健康安全に害が生じることとなります。今新型インフルエンザ対策にWHOや国際社会が真剣に取り組んでいる中、台湾当局関係者のWHO総会への円滑かつ継続的な参加が確保されるよう、強く台湾のWHA加盟を支持することが望ましいです。
台湾の医療水準、経済レベルや民主、人権、法治の価値観は先進国と比べても差はありません。一定の国際活動への参加、特にWHO加盟を含めた人道主義的な組織への加入は、政治的問題ではなくむしろ世界的に貢献できるメリットばかりなのです。
日本は間接的に台湾の参加に応援していましたが、もっと直接的な言葉をWHAの議事会での発言をして欲しいと期待します。
日本政府は台湾のWHO加盟を支持せよ!WHOは台湾人の人権を守れ、中国の妨害主張は反対です! WHO need Taiwan and Taiwan need WHO!
2018年3月24日
日本台湾医師連合会
会長 中里 憲文